犬の毛包炎の予防
毛包炎を予防するには、普段から愛犬の体をこまめにブラッシングやコーミングなどのお手入れをする習慣を付け、常に皮膚を清潔に保っておく事が大切です。
ブラッシングやコーミングは、汚れや抜け毛を取り除くだけでなく、マッサージ効果によって皮膚の新陳代謝を高めたり、皮膚や被毛を触る事で体の異常も早期に気付く事もできます。
また、ベッドやマットなどを不潔にしていると、皮膚の常在菌が増えやすくなりますので、普段から生活環境もこまめに掃除をおこなう必要があります。
長毛種の犬は皮膚が蒸れやすく、皮膚の常在菌も増殖しやすい傾向にありますので、ジメジメする梅雨から夏場の時期だけは、普段より被毛を短くカットしておくと、皮膚の通気性は良くなりますので、毛包炎などの皮膚トラブルの予防にも有効です。
しかし、被毛をあまりにも短くカットしすぎると、皮膚への刺激が強くなる事で皮膚炎を起こしやすくなりますので、十分注意が必要です。
毛包炎をはじめとする犬の皮膚病の予防には、普段から愛犬の皮膚の状態をよく観察しておくと、早期発見、早期治療につながります。