犬の毛包炎の治療
毛包炎の治療は、最初に皮膚で増殖している細菌を培養し、それを顕微鏡で確認する事で検査がおこなわれます。
しかし、ブドウ球菌などの常在菌は、普段から皮膚に存在している菌であり、また、薬に強い細菌が増殖している場合もあるため、抗生物質を使用しながら、どの薬が効果があるかを確かめながら治療がおこなわれる方法が用いられます。
そして、犬の病変部の被毛は刈り上げ、薬用シャンプーなどで洗浄した後、抗生物質などの軟膏を塗る事で治療がおこなわれます。
症状がひどい場合には、抗生物質などの飲み薬も同時に投与されます。
常に病変部は清潔に保つ事が大切ですが、過度なシャンプーによって皮膚が乾燥しすぎると、毛包炎の症状をさらに悪化させてしまう場合もありますので、十分注意が必要です。
また、他の皮膚病を併発している場合には、その治療も同時におこなう必要があります。