犬の毛包炎の症状
毛包炎になると、局所的にニキビのような赤い発疹がぽつぽつとでき、時間の経過とともに脱毛が見られるようになります。
毛包炎に対する痒みはそれほど強くはありませんが、他の病原菌による二次感染を引き起こすと、強い痒みを示すようになります。
犬が何度も病変部に違和感を感じ、舐めたり引っ掻いたりを繰り返していくうちに皮膚が炎症を起こし、色素沈着や黒ずみが見られる場合もあります。
毛包炎は、症状が軽度の場合は自然に治まる場合もありますが、免疫力の弱い子犬や老犬の場合は、放っておくと症状が悪化してひどくなり、慢性化する事もあります。
特にアレルギーやアトピーの治療薬に用いられるステロイド外用薬(免疫抑制剤)の使用は、皮膚の抵抗力をさらに低下させてしまうため、ますます症状が悪化してひどくなってしまう恐れがあります。
症状がひどくなると、腫脹、膿瘍、発熱、痛みなどが生じるようになります。